フツーの人にフツーの資産形成を!

収入状況を確認する

次に、収入状況を確認します。

 

income

 

以下のワークシートをダウンロードして印刷の上、お手元にご用意いただければと思います。

実践編 ワークシート 資産形成ハンドブック

 

 

 

では、早速始めていきましょう。

 

手取り収入を確認する

家計状況を把握する際には、実際に自分たちで自由に使うことができるお金である手取り収入を把握することが大切です。

手取り収入は、社会保険料や所得税・住民税などを差し引いた後に残るお金で、可処分所得とも呼ばれます。

 

ここでは会社員や公務員の方を前提としてご説明します。

 

会社員・公務員の方

毎年お勤め先からもらう「給与所得の源泉徴収票」と、1ヶ月分の給与明細(もしくは住民税の決定通知書)をお手元にご準備ください。

 

手取り収入は、次の式で計算できます。なお、いずれも1年間の数字(年額)として確認していきます。

手取り収入 = 支払金額 ー 社会保険料等の金額 ー 源泉徴収税額 ー 住民税額

 

右辺の最初の3つは源泉徴収票で、最後の住民税額は給与明細もしくは住民税の決定通知書で確認します。

 

まず源泉徴収票は、以下のようなフォーマットになっています。salary-breakdown-marked手取り収入を計算する際に源泉徴収票で見るべき箇所は、「支払金額」「社会保険料等の金額」「源泉徴収税額」の3つになります。

いずれの数字も1円単位ではなく、万円単位で構いませんので、確認しましょう。

例えば、「4,802,480円」とあったら、「480万円」で十分です。

 

 

次に、給与明細もしくは住民税の決定通知書に移ります。

 

住民税(年額)を確認する

給与明細の場合は「住民税」の欄に1ヶ月分の住民税額が記載されていますので、12倍して「住民税(年額)」の金額を計算します。

 

住民税の決定通知書の場合は、住民税(年額)の数字が記載されていますので、確認しましょう。

(ふるさと納税をやっている方は、ついでにふるさと納税の税額控除がきちんと反映されているかチェックしておくのがおすすめです)

 

手取り収入を計算する

住民税額まで確認できたら、先ほどの式を使って手取り収入を計算します。

 

手取り収入 = 支払金額 ー 社会保険料等の金額 ー 源泉徴収税額 ー 住民税額

 

手取り収入は、例えば年収500万円の方なら400万円程度、年収1000万円の方なら750万円程度など、いわゆる”年収”と実際に使えるお金である”手取り収入”にはかなり大きな差があるはずです。

 

その他収入を確認する

給与収入以外の収入がある方は、その数字も確認しておきましょう。

不動産や株式配当などお持ちの資産から生まれる収入や、副業・兼業などから生まれる本業以外の収入がある方は記入しておきます。

 

こちらについても、収入から必要経費等を差し引いて手元に残るお金がどのくらいか、という視点で確認しましょう。

例えば不動産収入の場合、管理費・修繕積立金、固定資産税・都市計画税、管理手数料など、収入を得るために必要な経費や税金があるはずです。

そういった経費等を引いて手元に残るお金がいくらになるか、という視点で確認するようにしましょう。

 

家族全員分の収入を確認の上、ワークシートに記入していきましょう。

 

皆様の資産形成の一助となれば幸いです。

 

お問合わせはこちらからお待ちしております。

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